ペットの心理的効果は睡眠問題・ストレスを解消する【注意点あり】

ペットの心理的効果は睡眠問題・ストレスを解消する【注意点あり】ストレス発散

長年の間、ペットと人間に関する心理的な効果が研究されており、物議を醸しつつも明確な答えが出ていない状況です。

そんな状況下の中でも、日本と海外の論文で共通する点を紐解いていく事で、ペットが人間に及ぼす心理的影響の片鱗を垣間見ることができます。

ペットと言う家族の一員となる存在が増えることによる心理的効果は、精神の安定やリラックス・癒し効果と言った良い面を連想される方が多いと思います。

しかし、・・・本当にそれだけでしょうか。連想イメージは時に人を盲目にします。

そこで今回は、睡眠問題・ストレスに効果が期待できるペットがもたらす心理的効果をご紹介していきます。

この記事は以下の人におすすめ
・睡眠・うつ病抑止の方法を知りたい人
・ペットがもたらす心理的効果を知りたい人
・ペットを飼うべきかどうか悩んでいる人

ペットの心理効果を受けやすい人の特徴

ペットの心理効果を受けやすい人の特徴

ペットの心理的効果に関する研究論文は数が多く、様々な角度からの調査やアンケートを実施しており、読みごたえも結構あります。(読んでいてちょっと楽しいです(‘Д’))

賛否両論ある中でも、ペットの心理的効果を得られる人に関しては、共通点がいくつかあることがわかりました。

傾向1:女性である

子供に対する愛情や母性本能が強い事に比例するかのように、女性の方がペットによる心理的効果を受けやすい傾向にあります。

ペットの心理的効果に関するほぼ全ての研究で、女性の方が心理的効果を受けやすいことが、明確な差により明らかになっています。

女性はカワイイ物に対する執着や愛着が強い傾向にあり、ペットの愛くるしさにより愛着が沸きやすく、お世話をすることで愛情が芽生え、子供や家族に感じる感覚をペットから受けやすいと言われています。

一方で、大人になればなるほど「女性の方が主観的幸福感」が低い事も指摘されており、主観的幸福感を満たす相手として、無条件で愛してくれるペットを選ぶ傾向にあることも研究で明らかになっています。

そのため、子供と同様の愛情や感情を覚えやすく、いつも側にいてくれたり、接触欲求を満たしやすい女性は、ペットによる心理的効果を得やすい状況にあると言えます。

傾向2:孤独感を持っている

孤独感・寂しさなどを感じやすい人は、ペットによる心理的効果を受けやすい傾向にあります。

人間の持つ「共存本能」が満たされないことによる恐怖の埋め合わせを、ペットに求めていることが調査結果から判明しています。

この事実は、研究結果を知らずとも、薄々、お気づきになられているかもしれません。。。

そのため、共存本能が不満になることで生まれる「孤独感・寂しさ」を持つ人は、ペットによる心理的効果を得やすい状況にあると言えます。

傾向3:ペットに愛着心を持っている

上述したことのまとめになりますが、ペットに愛着心を持っている人は、ペットによる心理的効果を受けやすい傾向にあります。

ペットを飼っているかの有無では、心理的効果の受容に関する結果に差はありません。これは男女共に言える事象のようです。

ペットを飼っているだけでなく、ペットに対して愛着心を持ち、愛情を感じることで、初めて、ペット飼育者・非飼育者における心理的効果の「有意な差」が発生することが研究結果から明らかになっています。

また、ペットにどれほど依存しているかによっても、ペットから受ける心理効果には差が出ることも判明しています。

そのため、ペットに愛着心を強く持ち、愛情を感じている人は、ペットによる心理効果を得やすい状況にあると言えます。

■細かい研究結果は下記のリンクからどうぞ
ペットに関する健康心理学 – 兵庫教育大学

ペットの心理的効果

ペットの心理的効果

ペットによる心理的効果は、数多く報告されているため、本記事ではいくつかピックアップしてご紹介します。

良い心理効果

ストレスの緩和

ペットは無条件で自分を受け入れてくれるため、愛情を感じやすく、誰もがうらやましいと感じるペットを育ていることで自己の価値を無意識の内に高めることができるとされています。

この自己肯定的な発想や感情がストレスを緩和させる効果があると言われています。

ペットを自慢したり、ペットと散歩して、周りからうらやましがられることで、優越感を得られることも、高揚感や幸福感に繋がり、ストレス緩和に繋がる可能性があります。

また、ペットに愛着心を強く持つことで、ペットを擬人化して子供同様に扱う心理になることがあります。(共生関係)

こうなると当然、愛くるしさや飾らないしぐさに心が満たされることで、癒しやリラックスした状態を感じることができ、ストレス緩和の効果を得られることも考えられます。

どの年代にも当てはまるペットの心理的効果の大部分はストレス緩和であると考えています。

自主性・協調性・集中力が高まる

子供の教育で効果が期待できる内容となりますが、ペットを飼育することで、自主判断能・集中力・協調性が高まるとも言われています。

ペットと言う言葉で理解しあえない生き物と心を交わそうとする行為が、相手を見る力、気づく力、思いやる力を養うきっかけになると言われています。

その結果、相手を観察することで集中力を高めると共に、分かりあえた時の喜びや感動が「繋がりの有意性」を生み、協調性を高めてくれると考えられています。

また、ペットと言ういわば自分より子供(下の者)に対して、行動を促す事が、自主判断性を高めてくれるきっかけになると言われています。

子供は非常に好奇心が旺盛なため、カワイイ事も相まって、ペットなどは興味の対象になりやすいことからも、子供の教育において「ペットの飼育」は上述のような良い効果をもたらすことが期待できます。

リラックス・癒し効果

ペットの自然な愛くるしさやしぐさにより心が和み、リラックス・癒しの効果を受けることができると言われています。

言わずもがなですね。。。(‘Д’)<シッテル シッテル

また、人形やぬいぐるみなどの無機質なモノに比べて、ペットには温もりがあり、人間のように行動したり、食べたり、寝たりすることが、子供のように感じられるのも理由の一つであると考えられます。

また、カナダのコンコルディア大学の研究チームの結果によると、ペットと一緒に寝ている子供は、ペットと寝ていない子供に比べて、覚醒と睡眠の質が高いことが判明しています。

ペットは、他人や家族との間にできた「ちょっとした隙間」を埋めてくれるとても大切な「パートナー」になれそうですね。

■その他の心理的効果は下記のリンクからどうぞ
動物が持つ心理効果 – 町田動物愛護会
ペットが及ぼす心理効果 – 文教大学

悪い心理効果【注意点】

下記の2点に関しては、ペットに愛着心が強ければ強いほど、弊害を受ける可能性が高くなる心理的効果となります。

ペットはペット」と認識して、家族の一員に加えられるのであれば、影響を受けることはないと考えられています。

社交性の損失

ペットを飼育することで、社会的な交流の損失に繋がることが考えられます。

旅行、飲み会、パーティーなど、ペットを連れていけない社交場へ行く機会が減ることで、人との接書が減り、孤独感を高めるきっかけとなる可能性があります。

ペットホテルなんかもありますが、ペットに愛着を持っている人ほど、ペットホテルを使わない傾向にあることが判明しています。(ペットを子供と考えていれば当然ですね。。)

気づけば、友達も家族もいない、ペットと二人きりとなってしまう場合も考えられます。

そうなってしまうと、ペットは寿命が人間より短いため、ペットが寿命を全うして一人になった時に、一気に押し寄せる「負の感情」に押しつぶされてしまう危険性が高くなります。

今密かに流行っている「ペットロス」と呼ばれる現象です。

何事もそうですが、依存し過ぎないようにすることが大切です。

幸福感の損失

ペットに依存し過ぎると、ペットに満たされる幸福感に満足してしまうことで、本来、私たちが「人間として感じる幸福感」を損失してしまう可能性があります。

幸福感は人それぞれですが、色々な事象があって様々な感情を刺激されて、考え方や価値観を形成していく事に幸福感はあると考えられています。

また、日本人は他人との深い情緒的な関りにより「精神的な健康」を得る傾向にあると言われていることから、ある意味都合が良すぎるペットは、人間ほど幸福感を与えてくれる生き物ではないと言えます。

その結果、ペットに依存し過ぎると幸福感の損失に繋がると考えられています。

とは言え、幸福感は人それぞれです。気持ち一つで価値観や考え方は変えられます。

周りに流されない屈強な意思があり、ペットを選ぶなら、きっと悪い心理効果を受けることはないでしょう。(‘Д’)b

■詳しくは下記のリンクからどうぞ
飼い主の幸福感と社交性 – 心理学研究(東京大学)

ペットの心理的効果で睡眠問題・ストレス解消

上述したことをここでまとめてみると、

ペットはネガティブな精神状態を健康にする効果が期待できる

と言えいます。

そのため、ペットを飼うことは、睡眠問題・ストレス解消にとても有効的な手段であると考えられます。

睡眠・ストレスに関する問題として、精神の不安定さが原因の一つであると指摘されています。(詳細は下記の関連リンクからお願いしますm(‘Д’)m)

ペットの飼育による効果は、上述した通り、精神の不安定さを緩和する効果が期待できると共に、ペットの散歩や食事などのお世話をすることで、軽い運動効果が見込めるため、体の健康を促進することも期待できます。

その結果、ペット飼育を行うことは、体と心の健康の相乗効果で、より強力な睡眠・ストレス問題の解消方法になることが見込めます。

ペットの飼育が一番効果がありますのが、できない場合は、ペットショップや動画で動物に触れてみることで、睡眠・うつ病の悩みに対する改善を図ることをお勧めいたします。

精神疾患の場合は、散歩など一人で行うと、余計な事を考えてしまったり、人目が気になったりしますが、ペットがいれば気持ちを紛らわせてくれるため、非常におすすめですよ(‘Д’)b

ただし、依存し過ぎて社交性を失わないようしてくださいね。

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